Camera Digest

カメラ・写真機材の最新ニュースを毎朝日本語でまとめてお届けします

カメラ・写真機材の最新ニュース(2026-09-02)

9月1日は正式発表と噂が入り混じった一日となった。最大の動きはGoProの売却先決定で、買い手はカメラ業界の外にある光学部品企業だった。ソフト面ではDxO PhotoLab 10とAdobe Camera Raw 18.6が同日に更新され、現像環境の選択肢が動いている。

GoPro、光学企業Starman Opticalが2億8,500万ドルで買収 AIデータセンター向けに軸足を移す

必読業界動向CineD · GoPro Has Found Its Buyer – Starman Optical, $285 Million, and a Pivot Into AI Data Center Optics

米Starman Opticalが、GoProを1株1.14ドル・総額2億8,500万ドルの現金で買収する最終合併契約を結んだ。約9,200万ドルの負債を返済し、既存株主には新会社の約1割が残る。買い手はカメラメーカーではなく、GoProの画像特許を光通信部品事業と組み合わせてAIデータセンターや防衛・航空宇宙分野に向ける計画を掲げており、アクションカメラ事業の今後の位置づけは不透明になった。

シグマ、シネレンズ「Aizu Prime Line」に21mm/100mm/125mm T1.3 LFを追加

注目レンズデジカメ Watch · シグマのシネレンズ「Aizu Prime Line」の望遠域が拡充

シグマがラージフォーマット対応シネレンズ「Aizu Prime Line」に3本を追加すると発表した。発売は2026年11月、希望小売価格は各198万円で、PLマウントとソニーEマウント用を用意する。これでシリーズは11本となり、広角側と望遠側が埋まった。全焦点距離T1.3で揃うラインとして、残る未発表は1本のみとなる。

DxO PhotoLab 10発売 AIによる深度マスクとカラーグレーディングツールを追加

注目その他デジカメ Watch · 前景・背景を個別に調整できるRAW現像ソフト「DxO PhotoLab 10」 AIでマスク関連が進化 カラーグレーディングツールも

DxOがRAW現像ソフト「DxO PhotoLab 10」を9月1日に発売した。新規ライセンスは3万2,900円、バージョン8または9からのアップグレードは1万6,900円で、Windows/macOSに対応する。カメラからの距離に基づく深度マスク、眉や口まで判別するAI被写体認識、センサーゴミの自動除去、新しいカラーグレーディングホイールが加わった。サブスクリプション不要の買い切り型のため、月額課金を避けたいユーザーの現像環境の選択肢になる。

Adobe Camera Raw 18.6に「Glow」ツール追加 RAWのまま拡散・ブルーム・ハレーションを適用

注目その他DPReview · Adobe Camera Raw 18.6 adds a Glow tool with diffusion, bloom and halation – applied to Raw images

Adobe Camera Raw 18.6が、効果パネルに拡散(diffusion)、ブルーム、ハレーションを扱う新ツール「Glow」を搭載した。全体にも、マスク経由で部分的にも適用できる。DPReviewによれば現時点でLightroomには入っておらず、同じ効果を使いたい場合はCamera Rawでの作業が必要になる。

「富士フイルムがニコンを抜いた」の中身 ミラーレス3位交代をPetaPixelが検証

注目業界動向PetaPixel · Fujifilm Didn’t Actually Jump Ahead of Nikon in Mirrorless

日経の業界地図でニコンが3位を富士フイルムに明け渡したと報じられたが、PetaPixelはこの順位入れ替えの意味を疑問視している。富士フイルムの伸びはコンパクトカメラの好調によるところが大きく、集計にはX-halfやinstaxなども含まれるという指摘だ。数字の内訳を踏まえないと、ミラーレス市場の実力差をそのまま示すものとは読めない。

ソニーの新型26MP積層センサー、FX30 IIやα6900への搭載が噂される

注目カメラ本体Sony Alpha Rumors · Sony’s New 26MP fully Stacked Sensor: Coming to the FX30 II and A6900?

Sony Alpha Rumorsが、α7V/α7RVI/FX5と同じデュアルゲイン技術を持つAPS-C積層センサーのスペックとされる情報を伝えた。26MP、124fps、画素ピッチ3.76μm、DCG-HDR対応などが挙がっているが、いずれも未確認の情報であり、ソニーからの正式発表はない。搭載機として名前が出ているFX30 IIやα6900も噂の段階で、製品として存在が確認されたものではない。

富士フイルム機のフィルムシミュレーション、iPhoneからカメラへ転送可能に

注目アクセサリDPReview · Fujifilm users can now send film simulations to their camera from their iPhone

iPhone向けの2つのアプリが、フィルムシミュレーションのレシピを個別に、あるいはセットごとカメラへ送れるようにした。これまで手作業でカメラ側に入力していた設定を、スマホ上で管理して転送できる。レシピを多数使い分けている富士フイルムユーザーの手間が減る。

Alamy、寄稿者契約を変更 報酬減を見込む写真家から反発

注目業界動向PetaPixel · Stock Photographers Unhappy With Changes to Alamy Contributor Contract

ストックフォトサービスのAlamyが、寄稿者への支払い方法を大きく変更した。多くの写真家が受け取り額の減少を見込んでおり、不満が出ている。Alamyに作品を預けている場合は、新契約の条件を確認したうえで販売先を見直す判断が必要になる。

サムスン、USB4対応ポータブルSSD「P9」「P7」を発表 最大4,000MB/s・8TBまで

アクセサリCineD · Samsung P9 and P7 Portable SSDs Announced – USB4 Speeds up to 4,000MB/s and 8TB Capacity

サムスンが初のUSB4対応ポータブルSSDとしてP9とP7を発表した。上位のP9はシーケンシャル読み出し最大4,000MB/sを謳い、現行T9の約2倍にあたる。容量は1TBから8TBで、12Kの直接収録など制作用途を想定する。カメラケージに貼り付けて使うT シリーズの上位に位置づけられる。

7Artisans「MAX AF 135mm F1.8 Zマウント」に新ファームウェアVer.1.22

ファームウェア/アップデートデジカメ Watch · 7Artisansの135mm F1.8に新ファームウェア

焦点工房が、7Artisansの交換レンズ「MAX AF 135mm F1.8 Zマウント」向けファームウェアVer.1.22を8月31日に公開した。同レンズを使っているニコンZユーザーは適用対象となる。